ビオチン


髪、頭皮、爪に必須ビタミン


英文名:Biotin
[機能分類]【美肌】 【ヘアケア】 【貧血】
標準摂取量(日本/米国):30mcg/30mcg サプリでの推奨摂取量:50mcg

皮膚炎を治す効果があると発見されたのがビオチン。
ドイツ語で皮膚を表す言葉の頭文字がHであることから、ビタミンB群でありながらビタミンHとも呼ばれる。

食物に含まれるビオチンはタンパク質と結合していて、腸内細菌により初めて分離され、利用される。

細胞の成長やDNAの合成を助けるのが主な働きで、その結果、血糖値を維持したり、毛髪や皮膚を健康的に保つ。
最近はアトピー性皮膚炎の改善に使われることもある。

不足すると、疲労感や食欲不振、脱毛、白髪や皮膚の湿疹などの症状が出ることも。

卵白に含まれるアビジンというたんぱく質は、腸管でのビオチンの吸収が妨げ、これを卵白障害という。
加熱すればアビジンは壊れるが、生の卵白をよく食べる人はビオチン不足に陥る可能性があるので注意したい。

 当サイトのコメント

ビオチンは皮膚の基底細胞の下にある毛細血管を太くして血流を上げ、 肌のターンオーバーを正常にする働きがあり昔から皮膚病改善に使われてきた。

また、アミノ酸の代謝に関わる酵素の補酵素としても活躍。
アミノ酸はたんぱく質の材料であるため、ビオチンが不足するとアミノ酸代謝が滞り、髪の毛などにも影響が出て、脱毛や白髪といった症状もでる。

美容にもいいビオチンだが、最近の注目はアトピー性皮膚炎に対する効果。
ビオチンは体内でガンマリノレン酸の生産を行う。
ガンマリノレン酸は炎症抑制のプロスタグランジンを作っていることから、ビオチンが炎症体質を改善することにつながる。

アトピー性皮膚炎の改善に効果を出すためには1日15000mcg程度の摂取が必要といわれる。
日本ではまだ食品添加物としてビオチンが認められていないため、粉ミルクの中にもビオチンが含まれていない。
これが日本の乳児にアトピー性皮膚炎が多い理由なのではといった見方もある。


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