ビール製造過程にできる
英文名:Brewer’s Yeast
[機能分類]【総合】 【スポーツ】 【美肌】 【高血圧】 【疲労】 【便秘】 【ダイエット】
ビールを製造するときに使われる酵素を乾燥させたもの。
タンパク質(プロテイン)をはじめ、ビタミンB群、各種ミネラル(亜鉛、マンガン、クロム、セレンなど)、核酸、食物繊維などを含む。
なかでも、含まれるタンパク質は各種アミノ酸を豊富に含み、質がいい。
マウスの動物実験では、インスリンの急上昇を抑えて、肥満対策にもなるとされる。
ほか、ミネラル吸収促進や骨密度をアップさせる、腎機能改善、アレルギー症状の緩和などさまざまな効果が期待できる。

注目される成分は含まれるベータグルカン。
ベータグルカンは免疫力をアップする働きがある。
これは侵入した異物を攻撃破壊するマクロファージやナチュラルキラー細胞を活性化させる作用があるため。
また、グルタチオンは細胞が酸化することによる皮膚の老化現象を防ぎ、食物繊維は腸の調子を整え、これも美肌につながる。
ビール酵母の摂取により体脂肪の蓄積を抑制することができるという報告ある。
インスリン濃度の調整を行なうことで体脂肪の蓄積を防ぐ働きがあるのではとされるが、メカニズムははっきり分かっていない。
総合的な栄養食品として利用したい。