からだはエライ!しみ・シワから肌を守れ!


(生活ほっとモーニング/2005年5月24日放送)

番組でのアンケートによると、20代から60代の人たちのうちしみ・シワのあると答えた人はどちらも9割以上。
しみはほお、手、目元、シワは目尻、額、目の下に多くできるという。
番組ではしみ・シワの大きな原因である紫外線からお肌を守るための方法を中心に放送。

紫外線によってしみができるのは、表皮の最深部にある基底細胞の1つ・メラノサイトが異常にメラニンを作り出してしまうことが原因。
通常、メラノサイト は紫外線の刺激から基底細胞が壊れるのを防ぐためメラニンを基底細胞の上部に放出し、基底細胞内部まで多くの紫外線が到達するのを防ぐ。
メラニンはご存じの通り黒色の色素で、これが日焼けということになる。
通常、紫外線が弱くなれば危機が遠のくので、メラノサイトはメラニンの放出を停止。
基底細胞が皮膚を 作り続けることにより、自然と肌は白くなっていく。

しかし、紫外線を長く浴び続けていると、メラノサイトの機能が乱れメラニンを出し続けるようになる。
その部分は基底細胞が新しい皮膚を作り出してもメラニンを含んでいるので、常に黒みがかることになり、つまり、しみとなるのだ。
メラノサイトが異 常行動を起こすのは紫外線が原因で、子供の頃から浴び続けた量により決まってくる。

シワのできる原因は表皮の下の組織・真皮の異常。
一部の紫外線は表皮をすり抜け、真皮まで達する。
真皮はコラーゲンと コラーゲン同士を結びつける役割を担う・エラスチンから成る。
笑うとシワができるが、シワを元通りにして、ハリのある肌にしているのがエラスチンだ。
しかし、紫外線を長く浴びていると、エラスチンが延びきってしまい元に戻らなくなる。
さらに症状が進むと、一部にコラーゲンのなくなる部分ができ、これが皮膚 表面ではシワとなるのだ。
ちなみに、しみの原因となるのは波長の短い紫外線・UVBで、シワの原因となるのはUVA。UVBは日焼けの原因や細胞をガン化させることもあるので、とくに避けたいもの。

紫外線のいちばんの対策は長時間日光に当たらないことにつきる。
外出しなくてはいけないときはUVクリームなどでサンプロテクトを忘れずに。
日焼け止めに記載のあるSPFはUVBのガードの効き目を示し、値は1〜50。数値が大きいほど効果が高い。
また、PAはシワの原因となるUVAに対する効果で、+〜+++の3段階がある。
効果の高いものはそれだけ刺激が強いということなので、注意が必要。
ちょっとした外出ならSPF10、PA+をすすめた。

また、表皮や真皮だけでなく肌の表面の角質の役割も重要。
角質細胞は死んでいる細胞であるので、空気中のウィルスが体内に侵入するのを防いでくれる。
角質は乾燥や老化でバリアが弱まってしまうので、外からのケアも必要になってくる。
ケアの基本は乾燥をさせないこと、つまり保湿。
汗をかくと汗の蒸発とともに角質中の水分も蒸発してしまうので、こまめに汗をふくことが大切だ。
またそのとき、保冷剤などで肌をクールダウンすると効果がアップする。

 当サイトのコメント

番組では外からのケアを中心に伝えた。
本サイトはサプリメントなどで内側からのアンチエイジングや美肌を実現するのが主眼なので、そちらを。

まず、紫外線の害について。紫外線はビタミンDを合成する作用があるものの、ほぼ利はない。
ビタミンDの成分解説でも書いているが、ビタミンDはほんの一瞬太陽の光を浴びただけでも1日の必要量を合成できるので、ビタミンD合成も目的で日光浴する必要はまったくない。
また、食物からもふつうに摂取できるので、サプリも不要だ。
むしろ、過剰摂取の害のほうが心配。ビタミンDは必須ビタミンだが、とくに気にすることのないビタミンといえる。

コラーゲンについても、体外から補う(口から)のは意味がない。
というのはコラーゲンは体内に入るとアミノ酸まで分解され、コラーゲンとして利用される保証はないからだ。
高価なコラーゲンサプリを摂るよりは、質の高いアミノ酸サプリメントを摂るほうがカラダにはいい。
その際、ビタミンCをいっしょに摂取しておけば、コラーゲンの合成が促進される。
コラーゲンは保湿剤としては優秀なので、化粧品に配合されているのはムダではない。
ただし、コラーゲンは分子量が大きいので、皮膚をとおして吸収されることはない。

紫外線の害は甚大で、細胞をガン化させたり、活性酸素を発生させる。
正常なメラニン分泌はカラダにとって大切なことなので、日焼けをまったく否定するつもりはない。
ただし、抗酸化作用のあるサプリを摂るなど、内側からの活性酸素対策をしよう。


関連記事