女性のがん死亡者1位・大腸がんの最新予防


(おもいッきりテレビ/2005年5月24日放送)

男女とも大腸ガンの死亡者数が目立って増えているが、2003年には女性のガン死亡者数はいままでの胃ガンを抜いてトップとなり人数も増加。
大腸ガンの予防のため野菜を摂るなど心がけている人が多いが(番組調べ)、野菜の摂取は大腸ガンの予防にならないとの厚生労働省の研究結果が出た(野菜よく食べても大腸がん率「大差なし」厚労省研究班)。

厚労省の調査によると、週1回程度野菜を摂る人の大腸ガンの発生率を1とした場合、週4〜5日でその率は0.92、毎日食べている人は逆に上がって 1.00となった。
果物の場合でも週4〜5日の人が0.88とそれほど変化がない。
つまり、野菜や果物を日常的に摂取しても大腸ガンに“限っては”予防は できないということ。
ただし、胃ガンの場合は週1回の人を1.00とした場合、週3〜4日および毎日食べる人は0.75とリスクが4分の3にまで下がる。
そのほか、野菜はカラダに重要な作用をする成分がたくさん含まれているので、きちんと心がけて食べたいもの。

 大腸ガン予防にはビタミンD?

番組では大腸ガンを新たに分かった大腸ガンを引き起こす原因を伝えた。

それは脂肪を消化するために出る胆汁酸が小腸に入り、腸内細菌により変化するリトコール酸。
リトコール酸は大腸ガンの唯一の原因ではないものの、発ガン物質であり、腸内の粘膜を刺激してガンの因子を作る。

リトコール酸の増加を抑えるため紹介されたのが、ビタミンD
ビタミンDは紫外線の刺激を受けて体内で合成されるため、日照時間の多い地域の人に大腸ガンが少ないことからも分かる。
ウナギの蒲焼き、キクラゲ、シイタケなどの食品からも摂取できる。

ちなみに、ビタミンDはD1からD7まであり、紫外線でできるのがD3、食物中に含まれるのがD2だ。
体内でビタミンDを合成させるには直射日光に30秒から1分程度当たるだけで十分。
それ以上は皮膚ガンなどのリスクが増すだけだ。
しかもあたる場所は皮膚ガンになりにくい部分の、手のひらや足の裏など。
食品ではキクラゲに多く含まれ、1日10g(戻して。約3枚)でOK。

 ビタミンCも加えて、腸を守る

夕食にキクラゲを食べた後に摂ると効果的なのがビタミンC
大腸の粘膜を保護する働きがあるとともに、細胞の突然変異を防ぐ作用もある。
ビタミンCはアセロラに多く含まれる。
アセロラはそのままでは酸っぱすぎるので、番組ではゼリーにして食べることをすすめた。吸収もよい。

ほか、大腸の環境を整え、扇動運動を活発にする腹筋運動も紹介した。
あおむけに寝てする足上げ腹筋、5〜10秒を1日5回程度でいいという。

大腸ガンにならないためには検診も重要で、54歳までは1年に1度の便検査を、55歳以上は3年に1度の内視鏡検査をしておきたい。

 当サイトのコメント

ビタミンDの項にも書いているが、ビタミンDは過剰摂取の危険性が高いので、サプリメントで補うのは避けるべきだ。
また、紫外線による体内での合成は必要量以上はできないので過剰の問題はない。
含まれている食品を効果的に摂取しよう。

ビタミンCは抗酸化ビタミンとしてそのほか有益な効能がたくさんあるので積極的に摂取したい。
番組ではアセロラをすすめていたが、たしかに含有量が高いもののあまり現実的ではない。
サプリメントを利用したいもの。


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