中高年女性に潜む冬季うつをタイプ別に予防・改善


(おもいッきりテレビ/2005年11月9日放送)

冬場を迎え日照時間が短くなると脳内神経伝達物質であるセロトニンの量が減少する。
セロトニンは脳の活動を正常に保つので、この減少により鬱状態へと移行 してしまう危険性があるのだ。
特に女性はもともと男性に比べセロトニン量が少ない上に、左脳と右脳をつなぐ脳梁が太いためセロトニンを多く消費。
また、 ロトニンの生成はエストロゲン量とも密接に関与するため、更年期を迎えた中高年の女性は冬季鬱になりやすいという。

冬季鬱になりやすい人のタイプは、どんな人にでもいい顔をしてしまう「八方美人タイプ」や他人の面倒をよく見る「世話好きタイプ」、そして何事にも一所懸命になりがちな「がんばり屋タイプ」。
タイプ別に予防、改善法を伝えた。

 八方美人タイプにはセロトニン増加の方法を

鬱状態に陥る前兆の1つに食欲が増加し、甘いものがやたらと食べたくなることがある。
そんな八方美人タイプの予防・改善はそのものズバリ、脳内のセロトニンを増やすこと。

脳内のセロトニンを増加させるには食事でセロトニンの材料となる物質・トリプトファンを摂ること。
トリプトファンは大豆、バナナ、チーズなどに多く含まれている。
またこの際、タンパク質の代謝を促すビタミンB6をいっしょに摂ると効果的だ。

また、軽い運動をするのもセロトニン量を増加させる。方法は暖かい、蒸しタオルなどを首に巻いて踏み台昇降運動のようなことをする。
重要なのはこの運動は明るいところですること。
1日15分程度で効果が出る。

 世話好きタイプはドーパミンがキーに

世話好きタイプは脳内ホルモンであるドーパミンを増加させるといい。
ドーパミンはやる気を起こさせる物質だ。

ドーパミンを増やすには緑茶を1日に4〜5杯程度飲む。緑茶は50〜60度のやや温めで、一煎めをいただく。
こうするとドーパミンを増加させる効果のあるテアニンを効率的に摂取できるのだ。

また、ドーパミン増加には音楽も効果的。鬱状態にあるなと思ったら、最初は暗めの曲で、そのあとに明るいやる気の出るような曲を聴く。
鬱状態のときに、いきなり明るい曲を聴いても同調できないからだ。

 男性に多い、がんばり屋タイプには

大きなトラブルのあとに鬱状態に陥りやすい。
この状況にはノルアドレナリンを増やす工夫をする。

ノルアドレナリンはチロシンから作られるので、チロシンを多く含む食材を摂りたい。
豚肉やタケノコ、サケなどに多く含まれていて、番組ではチンジャオロースをすすめた。

食事のあとはテレビなどを腰をリラックスした状態でみると効果が上がる。

 当サイトのコメント

鬱状態は症状が進むと、自殺を考えたり、脳梗塞になってしまう危険がある。
気分が優れないなと思ったら、適切な食事や適度な運動を心がけたい。
冬場は日照時間の関係でセロトニン量が落ちるわけだから、日の出ている時間に適度に外出するのもいいかもしれない。

八方美人タイプはセロトニンの減量であるトリプトファンを摂るといいと伝えたが、これはどのタイプにも効果があると思われる。
食品では牛乳に多く含まれるので、寒い時期は温かいミルクなどを積極的に飲みたい。
アメリカでは精神安定のサプリとして利用されているが、国内ではあまりこのサプリは見かけない。
必須アミノ酸1つであるので、プロテインなどアミノ酸スコア100のサプリには含まれている。


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