
3000人が3か月で、平均体重5キロ減、体脂肪率4%減を達成した「小野村式肥満予防改善法」を紹介。
このダイエット法は、カラダにあまり無理をかけないもので、過激な運動や食事制限を必要としないというもの。その方法とは、食事の前に軽いデザートを摂ること!
食事の前に甘いものなどのデザートを摂ると、セロトニンというホルモンが分泌され、心が安らぐようになる。これにより、食事をあまり多く食べなくてもすむようになるという。
このダイエットの利点は
・きつい運動が不要
・ストレスがたまりにくい
・長続きする
・カラダに負担がかからない
・リバウンドしにくい
で、いいことばかり。
食事前に食べるデザートは1食に付き50〜70キロカロリー程度がおススメで、まんじゅう1個、シュークリーム3分の1個またはクッキー2枚程度の量だ。
食事前のデザートは肥満のタイプ別に違う。
タイプは2つあり、「筋肉が多い肥満タイプ」と「筋肉が少ない肥満タイプ」だ。
その判定方法は、20秒間つま先立ちを行い、辛かったりできなかったら後者の「筋肉が少ない肥満タイプ」とする。

筋肉なしタイプの人はチョコレートやコーヒーを使ったデザートを、ありタイプの人は抹茶やアーモンドを使ったデザート亜がおススメ。
これは筋肉の少なめな人にはカフェインなどで交感神経を刺激し、脂肪を燃焼させやすくする。
筋肉が多い人は、亜鉛が足りなくなるのを防ぐ目的だ。
また、夕食は炭水化物を少なめにするのもポイント。できればご飯はお茶碗に半分くらいに抑えること。摂りすぎるとインスリンが出過ぎて、肥満になりやすくなる。
夕食は良質なタンパク質や脂質を摂ることも大切。おススメは牛肉や豚肉などを使った料理。これは肉中のアミノ酸や脂質が脂肪を燃焼させる効果があるためとされる。
ほか、ラム肉や牛肉、豚肉には脂肪燃焼効果が高いカルニチンも多く含まれているので、効果が高い。
夕食後(20〜30分後)には半身浴などの入浴をして、カラダに入ったエネルギーの燃焼を助けるのもいいという。

朝食は炭水化物中心の食事がお勧め。とくに白米を食する。
また、食事の前に水を2杯飲むのも重要。これは睡眠中に脂肪が燃焼したときにでる有害物質「ケトン」を洗い流すためだ。
昼食前にはヨーグルトを摂る。これは、腸の善玉菌を増やすことにより、食物を脂肪化するのを防ぐため。
筋肉なしタイプは基礎代謝を上げる効果のある大豆ペプチドを多く含む大豆食品を中心に、筋肉の多い人は赤身の魚を摂るのがよいという。

肥満の原因の1つで、大きなファクターであるのがストレスによる過食。これを防ぐ意味で、食事前にデザートを摂るのはいいことだろう。
これに軽い運動などを付加すれば、太りにくいカラダを作るとともに健康にもいいので、ぜひとも実践してほしい。
ほか、脂肪を燃焼させる働きがある褐色脂肪細胞を増やす働きがあるクロムを摂るのもいいだろう。